FX 業者にはそれぞれロスカット値が設定されていて、証拠金がその設定を下回ると強制決済されてしまう仕組みがあります。
これをロスカットと言うのですが、これは損失を広げないためのリスク対策でもあります。
では、買値からいくら下がったらロスカットされてしまうのか・・・・??
ここでは、ロスカットの値幅 と 維持率 の計算方法を説明します。
ロスカットの値幅の計算式は下記になります。
ロスカットの値幅 = (預託金 - (証拠金 × ロスカット値)) ÷ 通貨の数量
ちなみに、通貨の数量で割らなければ、ロスカットの値下げ額になります。
ロスカットの値下げ額 = 預託金 - (証拠金 × ロスカット値)
・・・当たり前ですが σ(^◇^;)ヒヤアセ
ロスカットの値下げ額 = 預託金 - (証拠金 × ロスカット値)
・・・当たり前ですが σ(^◇^;)ヒヤアセ
例えば・・・
ロスカット値が50% のFX 業者で取引をしたとして
預託金が100万円で、1ドル=100円のとき、レバレッジ200倍で200万通貨を買ったとします。
このときの、証拠金は100万円です。
ロスカットの値幅 = 100万 - (100万 × 0.5) ÷ 200万通貨
= 0.25円
となり、買値から 25銭 下がった時点でロスカットされます。
では、上記と同じ条件で50万通貨(保証金25万)の場合は?
ロスカットの値幅 = 100万 - (25万 × 0.5) ÷ 50万通貨
= 1.75円
となり、買値から 1.75円 下がった時点でロスカットされます。
次に、維持率の計算式は下記になります。
維持率 = 有効預託金(預託金 - 損益) ÷ 証拠金 × 100
例えば・・・
預託金が10万円で、1ドル = 100円 のとき、レバレッジを200倍で20万通貨を買ったとします。
このときの、証拠金は10万円です。
購入直後の維持率 = 10万円 ÷ 10万円 × 100 = 100%
もし、ドル/円 の相場が 0.2円 下落すると、
有効預託金 = 10万円 - (0.2円 × 20万通貨) = 6万円
となります。つまり、
維持率 = 6万円 ÷ 10万円 × 100 = 60%
では、預託金が100万円の場合は・・・
1ドル = 100円 のとき、レバレッジを200倍で20万通貨を買ったとします。
このときの、証拠金は10万円です。
購入直後の維持率 = 100万円 ÷ 10万円 × 100 = 1000%
もし、ドル/円 の相場が 0.2円 下落すると、
有効預託金 = 100万円 - (0.2円 × 20万通貨) = 96万円
となります。つまり、
維持率 = 96万円 ÷ 10万円 × 100 = 960%
となります。
上記の2パターンの例からわかるように、証拠金より預託金の額が大きければ大きいほど、維持率は確保され、強制的なロスカットが発生しにくいということです。
確かに、預託金をギリギリまで使って、レバレッジを最大にかければ取引額が大きくなり、それだけ利益も大きくなりますが、逆に損益も大きくなり、少しの値動きでロスカットされてしまうことになるのです。
預託金の許容範囲ギリギリまで取引に使用することが、如何に無謀な行為かお分かりいただけると思います。
FX 業者のロスカット値を比較したい場合は、下記リンクを参照してください。
FX 業者徹底比較
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