成行注文とは
プライスオーダーとも言い、その時点の為替レートで通貨ペアを買ったり、売ったりする注文方法です。自分でレートを指定せず、為替の値動きを見ながらの注文ですから、今すぐに買いたいと思ったときに注文を出せるので、売買も成立しやすい特徴があります。
実際のインターネット取引では、取引画面に「売り」と「買い」両方の値段が表示されますから、扱っている為替の値動きを確認しながら、レートを指定せずに「売り」と「買い」のどちらかをクリックすれば注文完了となります。
たとえば、ドル円が100.00(Bit) 100.05(Ask)の時、買うなら100.00、売るなら100.05で約定します。
メリット
基本的に、その時点の為替レートですぐに、買ったり 売ったり できることです。初心者の方は、この成行注文を使う人が多いと思います。
デメリット
ほとんどのFX業者の成行注文はストリーミング成行注文を採用しています。そのため、スリッページという注文レートと約定レートに差が生じる場合もありますので注意が必要です。
スリッページの値幅は、一般的1銭~5銭程度が目安です。 「売りでは指定したレートよりも安く売る」「買いでは指定したレートよりも高く買う」ということになります。
FX業者によっては、スリッページの値幅を設定できるところや、何秒間か為替レートを固定して成行注文を出させてくれる(スプレッド固定成行注文、プライス成行注文)ところもありますので、これらを利用したほうがいいでしょう。
それと、FX業者によってはディーラーズチェック(約定拒否)がされ、ポジションをとることができないこともあります。
これは主に狭いスプレッドを売りにしているFX業者に多く見受けられます。
これはインターバンク市場の為替レートとFX業者が提示している為替レートに大きな相違が出たり、相場の急変動時に多く見受けられます。
この場合、成行注文は必ず約定するものではないと言えるのかもしれません。
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