CrystalCPUIDは動作周波数やクロック倍率と電圧を動的に変化させられるCPUに対応したとっても素敵なソフトです!!これによって、CPU発熱の低減、消費電力の低減を図ることができます。
AMDではCool’n'Quiet、INTELではEIST と呼ばれ、純正ソフトでも出来るのですが不便な点が多々あるため、細かい設定が出来るCrystalCPUIDがおすすめ。
「CrystalCPUIDを使ってクロック倍率・電圧を変更する場合の注意点」
(1)他のCool’n'Quietソフトウェアをインストールしないこと。 対応CPU、対応マザーボードがあれば、後はCrystalCPUIDだけで充分。
(2)(x64版WindowsXP/2003以降を使用している場合のみ) 「コントロールパネル -> 電源オプション」の電源設定は 「常にオン」か「自宅または会社のデスク」にする。(「常にオン」が無難) これ以外の設定だと、CPU低負荷時にWindows自身が クロック倍率を下げてしまう(設定してしまう)ために、 Multiplier Managementと競合して クロック倍率が意図した通りに変化しないことがある。 (x64版WindowsXP/2003ではCool’n'Quietソフトウェアが標準で インストールされるため。)
CrystalCPUID ver4.14.2.404の使用方法
CrystalCPUIDを起動したら「Function -> Multiplier Management」を選択し、チェックが入った状態にします。 これにチェックが入っていないと、設定したとおりに動いてくれません。 | ![]() |
次に「ファイル -> 「File -> Multiplier Management Setting」)を選択し、「Multiplier Management Setting」の画面を出します。 | ![]() |
Multiplier(FID)項目でMaximum、Middle、Minimumの時のCPU倍率を指定します。(※ご自分のCPUの仕様の範囲内で設定してください。) Voltage(VID)項目でCPUコアの電圧を指定します。(※ご自分のCPUの仕様の範囲内で設定してください。) |
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Voltage(VID)項目は「Enable Voltage」ボタンを押し下げることで電圧を設定できるようになります、別に設定しなくても問題はないですが、省エネを目指すなら下げた方が良いで す。理由はCPUの消費電力は一般に(周波数)×(電圧)×(電圧)に比例する、 すなわち電圧の2乗に比例するからです。 例えば電圧を30%下げる(×0.7)だけでも、2乗で効くので消費電力は(理論上は)50%下がる(0.7×0.7=0.49≒0.5)ことになるからです。 Interval Time項目でUpする時とDownする時の待ち時間を指定します。(1000ms = 1秒) Up Threshold & Down Threshold項目でUp時とDown時のCPU使用率の指定をします。 軽く説明した所で、判りやすい様に画像を例に説明しますと、このCPUの場合(Q6600)、アイドル時のMin(倍率6.0x)からCPU使用率が 20%を超えたら0.5秒待ってからMid(7.0x)にUpします。そしてさらにCPU使用率が40%を超えたら0.5秒待ってからMax(9.0x) にUpします。今度はそこからDownする時ですが、CPU使用率が20%まで落ちたら5秒待ってからMid(7.0x)にDownします。そしてさらに CPU使用率が5%まで落ちたら0.5秒待ってからMin(6.0x)にDownします。こんな感じです。 (^∀^) ちなみに右下のUp & Down項目で、上がり方&下がり方を指定します。画像では順番に上がり下がりするよう設定しています。(省エネモード)デフォルトではUp設定は、下になっていてMidはとばして一気にMaxに行きます。(パフォーマンス優先モード) 左下の項目は良くわからないのでいじりません・・・・(^∀^2)、 この様に各項目の設定次第で、省エネしつつもパフォーマンス優先モードや超省エネモードにも自由自在にで設定出来ます。 |
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さて、設定が出来たら確認です。確認方法はCPUがアイドル時に「Edit -> Refresh[QPC+MMT]」をクリックすると、現在のInternal Clock(CPU周波数) Mlutiplier(CPU倍率) Over Clock(オーバークロック率・・・ですがこの場合マイナス表示なので、Down Clock率になります)等が確認できます。 その他に、マウスカーソルをタスクトレイアイコンにかざすことでも、クロック倍率と電圧を表示させることができますし、 プルダウンメニューの「Function -> Real Time Clock」)を選択することでもクロック倍率とクロック周波数を表示させることができます。 | ![]() |
・・・上記の確認方法だと、結構面倒なので「cpu-z」というフリーソフトがおすすめです。このソフトですとリアルタイムでCPU周波数・CPU倍率、さらにCPUコア電圧を表示してくれます。その他にも色々便利な情報を表示します。 (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン | ![]() |
さて、最後にWindows起動時に毎回CrystalCPUIDを起動するのでは大変なので自動起動の設定です。まずCrystalCPUIDのショートカットをデスクトップあたりに作成してください、そしてそれをマウスで右クリックして「プロパティ」を選択し「リンク先(T)」の所の最後に「 /CQ /HIDE /RESI」を追記します。そしてそれを、スタートメニューのスタートアップに入れておけば、Windows起動時に自動的に Multiplier Managementが開始するようになります。 ※ /CQはMultiplier Managementを有効にするという意味、 /HIDEはCrystalCPUIDのメイン画面を表示せずに起動するという意味、 /RESIはCrystalCPUIDの終了をタスクトレイアイコンからのみ行えるようにするという意味です。 なおタスクトレイのアイコンをクリックしてCrystalCPUIDのメイン画面を表示させることがないのであれば、 /RESIは不要です。 |
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以上になります。
さぁ~皆さんもCrystalCPUIDを使ってレッツ省エネ!! (⌒▽⌒)
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